誰もが知っている看護師といえば、フローレンス・ナイチンゲールでしょう。ナイチンゲールは、現代の看護師にも役立つ名言を数多く残しています。
自身が思い描く看護師像の参考にしてみてください。
【経験をもたらすのは観察だけ】という名言をナイチンゲールは残しています。
看護師にとって、観察は基本中の基本。たとえ小さなものでも、患者さんの変化を見逃してはいけません。患者さんが言葉にしなくても、その表情、しぐさなどによって、異変に気付くことができるように、観察力を磨く努力をしましょう。
【人を助けることは、世界で最も高尚な芸術の1つ】とも述べています。ナイチンゲールは、看護が単なる仕事でなく、芸術的な行為であると言っています。
人を助けることは、高貴で意義深い行為であることを強調しているのです。人々の苦しみを軽減し、健康と癒しをもたらすことを、ナイチンゲールがいかに重要視していたか分かります。
【女性よ自立しなさい。自分の足で立ちなさい】という名言は、裕福な家に生まれたにも関わらず、看護に一生を捧げたナイチンゲールらしい言葉です。
今の時代、女性が働くことはあたりまえとなりました。それでも、古い考え方をする人はいるものです。「結婚して働くのはいいが夜勤はだめだ」とか、「子供ができたら仕事を辞めるべきだ」という自分の考えを押し付けようとする人もいるでしょう。ですが、懸命に学び取得した看護師の資格は生涯にわたって活かすことができます。そのためにも、結婚や出産などでライフステージが変わっても、長く仕事を続けられる職場との出会いは貴重です。
仕事に誇りを持ち、豊富な経験を積むことで、ナイチンゲールが求めた看護師像に一歩近づくことができるでしょう。